|
1】痔核(いぼ痔)内痔核と外痔核に分けられます。
内痔核
痛みのない出血と脱出が主な症状です。初期の段階では違和感、異物感、閉塞感などのこともあります。脱出を繰り返すと裂肛(随伴裂肛)を伴うことがあり、強い痛みが伴ってきます。
内痔核は脱出の程度から4段階に分類されます。
I度:肛門の中でふくれているが脱出することはないもの。
II度:排便時に脱出するものの排便が終わると自然に戻るもの。
III度:排便時に脱出し指で戻さなければならないもの。
IV度:入れてもすぐ脱出し、戻らないもの(脱肛)。
痔核の中には、肛門内の皮膚と直腸粘膜の接合部付近にある静脈叢(静脈の塊)が発達し、うっ血して大きく膨れ脱出するタイプと、粘膜が緩んでスライドするように脱出するタイプがあります。狭い意味では前者を痔核と呼びますが、両方を広い意味で痔核として扱います。
痔核は決して自然には消失しません。消長を繰り返しつつ、徐々に悪化していきます。痔核の原因はまだ、はっきりとはわかっていません。かつては、いきみなどで静脈叢(痔核組織)が繰り返しうっ血して増大し、脱出するようになると考えられていましたが、最近は、支持組織の緩みが起きるのが始まりで、それにより静脈還流が悪化して、痔核が増大すると言われるようになってきました。
|